Different from others当院の特色について
1_エントランスホールの絵画について
当院のエントランスホール(正面玄関入ってすぐのところにあります)壁面には、二つの大きな絵画が飾られています。
高い場所にあるのでお気づきにならない方もいらっしゃるかもしれませんが、いずれも縦2メートル・横8メートルの大作で、当院が開院した平成6年より飾られています。
ここで、それぞれの絵画と作者についてご紹介させていただきます。 待ち時間の合間にでも見ていただき、病院での時間を少しでも心穏やかに過ごしていただけましたら幸いです。
絵画1_パミールを越えて(正面玄関入って左上)
パミール高原は、天山、カラコルム、ヒンヅークシの三大山脈が集まる所に形成された巨大な高原地帯である。 中国の最も西に位置し、平均海抜は5,000米に及ぶ。 古来より、シルクロードの内陸ルートとして最も難渋をきわめたところとして知られ、かつて玄奘三蔵、大谷探検隊もこの高原を越えた。 前方の山は、ムスターグ・アタ(父なる氷の山)と呼ばれ、標高7,546米に及ぶ。
絵画2_タシュクルガン蒼天(正面玄関入って右上)
タシュクルガンの町は、パミール高原の中でパキスタン、アフガニスタンとの国境に最も近く、中国の西の護りの最前線であり、パミール越えの関所が設けられた所でもあった。
この地にはタジク族が住み、周辺にはキルギス族の遊牧が見られる。
海抜3,600米のこの町に至るには途中4~5,000米の峠をいくつも越えなければならない。
- 洋画家 小田和典(おだわてん)
- 1929 筑後市に生まれ、上妻小学校、八女高校に学ぶ
- 1949 上京、独学で絵を学ぶ
- 1971 中東、ヨーロッパ遊学
- 1972 以降、ユーラシア、アフリカ、中南米等に取材 ~82 主に地中海より中東を経てシルクロード内陸ルートを歩く
- 1983 心臓病で倒れ、取材を断念
- 1986 取材再開
- 1992 小田和典美術館開館(静岡県富士市)
- 1994 公立八女総合病院の為の作品製作
- 1995 取材旅行(内モンゴル・ゴビ砂漠)
- 1997 取材旅行(東トルコ・アララット山)
- 2007 逝去