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放射線治療科

診療科の紹介

  • 主な疾患・実績
    • 悪性腫瘍全般(原発性、転移性問わず 早期癌から進行癌まで)
    • 機能や形態の温存希望の患者様の根治照射
    • 外科手術の補助療法としての術前、術後照射
    • 症状緩和、症状改善目的の緩和照射や緊急照射特にoncological emergency全般
    • 転移性脳腫瘍の脳浮腫軽減、脳ヘルニア防止
    • 転移性脊椎腫瘍の脊髄麻痺予防
    • 転移性骨腫瘍による骨折予防
    • 気道狭窄に伴う呼吸不全の改善
    • 上大静脈などの大血管の閉塞や狭窄の改善
    • 手術不能な消化管狭窄の改善
    • 悪性腫瘍による難治性消化管出血の軽減
    • 胆道系の狭窄や閉塞に伴う黄疸の軽減
    • 尿路閉塞に伴う水腎症の改善
    • 尿路系腫瘍からの出血軽減
    • 婦人科腫瘍に伴う難治性の出血の軽減
    • 巨大腫瘍の壊死に伴う出血、腐敗臭の軽減
    • その他、一部の良性腫瘍(甲状腺眼症、ケロイド、血管腫など)
  • 診療科の特徴

    2009年10月からElekta 社製放射線治療装置で治療を行っておりましたが、2021年8月からは同じくElekta 社製の最新の放射線治療装置(Versa HD)に更新いたしまして、患者様方に治療効果がより高く、かつ副作用がより少ない放射線治療が可能となりました。具体的には、(以下参照)

    1)可変絞り装置がより細かく(幅10mmが5mmと)なって、腫瘍の形状に合致し、余計な正常組織には当たらない様な照射が可能になりました。

    2) 高線量率モード搭載で出力が向上して照射(治療)時間が短縮でき、患者様の体位保持の負担の軽減や腫瘍の呼吸性移動など不確定要素の軽減が可能になりました。

    3)画像誘導放射線治療(IGRT)と回転型強度変調放射線治療(VMAT)の制御システム機能の改善により、治療
    (照射)の品質が向上し、2021年に保険診療として認められた少数の転移性腫瘍(Oligometastasis)の定位放射線
    治療が可能になりました。

    4)「体表面画像誘導放射線治療」システムを導入し、光学的に取得した体表面画像にて、呼吸性移動や照射時の
    患者様の体の動きの管理が可能となり不必要な放射線被曝軽減が可能になりました。

     以前の装置同様、放射線治療台の上で実際の照射の体位の状態で撮像するcone beam CTで病変自体を毎回照射時に確認し、6軸で補正できるベッドで、毎回の照射毎に微調整して確実に日々の最適な照射を行い、また今回導入された様々な技術を駆使し、医師、看護師、放射線技師のチームで、局所制御(抗腫瘍効果)の向上、症状軽減ならびに副作用軽減を目標として、放射線治療を行なっております。
  • 患者さんへのメッセージ

    放射線治療装置の進歩に伴い患者様の体に負担を増やさず(副作用が少なく)、線量の増加が可能となり、抗腫瘍効果が増し、生存期間も延長可能となり、御高齢や他に合併症を有する方でも安全に、生活スタイルに合わせた(通院治療でも、入院治療でも)治療が可能です。
    最近の研究では、放射線は免疫能の増強効果も有する事が判明し、免疫力を介して多発病巣を有する進行癌にも効果がある事が判ってきました。

  • 開業医の先生方へのメッセージ

    放射線治療は外来通院でも可能ですので、先生方の現行の治療は継続していただいても構いません。
    治療期間は最短で一日、最長で7週間程度で、症状や患者様の御希望で変わってきます。
    なお入院希望の患者様は担当科に入院も可能です。
    また治療終了後は、先生方の施設で従来通りfollow していただき、できるだけ苦痛が少なく、質の高い生活が維持できるように治療を実施させて頂きますので、よろしくお願い申しあげます。

  • 「アブスコパル効果」について

    放射線照射によって放射線照射部位以外の病変の縮小効果。
    放射線照射により、抗腫瘍免疫が活性化し、リンパ球が照射部位以外の腫瘍を攻撃することで、アブスコパル
    効果が引き起こされる。

  • 常勤医

    放射線治療科部長 平木 嘉幸

    (ヒラキ ヨシユキ)

    専門分野

    • 高精度放射線治療

    認定資格

    • 日本放射線治療学会放射線治療専門医
    • 日本医学放射線学会放射線治療専門医
    • 日本医学放射線学会研修指導者
    • 日本がん治療認定医機構がん治療認定医
    • 日本ハイパーサーミア学会ハイパーサーミア指導医(平成15年)

    医師免許取得 1983年

    患者さんへ一言

    放射線照射により、抗腫瘍免疫が活性化し、リンパ球が照射部位以外の腫瘍を攻撃することで、アブスコパル効果(放射線照射部位以外の病変の縮小効果)が引き起こされることが判ってきました。 

    開業医の先生方へ

    進行がんの患者様でもできるだけ苦痛が少なく、質の高い生活が維持できるように治療を実施させて頂きますので、よろしくお願い申しあげます。

    非常勤医

    非常勤医 水上 直久

    (ミズカミ ナオヒサ)

    専門分野

    • 放射線治療(特に高精度放射線治療)

    認定資格

    • 日本医学放射線学会、日本放射線腫瘍学会放射線治療専門医
    • 日本がん治療認定医機構がん治療認定医

    医師免許取得 1994年

    患者さんへ一言

    現在の病状に対し最善と思われる医療を提供していきますのでよろしくお願い致します。

    開業医の先生方へ

    現在の病状に対し最善と思われる医療を提供していきますのでよろしくお願い致します。