Rehabilitationリハビリテーション科

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★リハビリテーションNEWS★

※随時更新しています※
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 〇 2024年4月入職のリハビリテーション科新人職員を紹介します!


1_ 当院のリハビリテーション科について

当科のVision

① 患者様・ご家族様、地域から選ばれるリハビリテーション科を目指します。

② 自分の仕事に誇りを持ち、自己の成長を楽しめる療法士育成を実施します。


当院は、病気や障害発生直後の急性期病棟在宅復帰支援を目的とした地域包括ケア病棟にてリハビリテーションを提供させて頂いております。

理学療法士16名 / 作業療法士 7名 / 言語聴覚士 2名(+非常勤1名) / 助手 2名


急性期病棟でのリハビリテーション

ご病気になられて可能な限り早い時期からトレーニングをはじめることを意味します。 早い時期からトレーニングを開始することでベッド上安静で生じる廃用性変化をできるだけ予防する効果や障害を負われ精神的に落ち込まれている状況を、トレーニングを通して少しずつ受容(身体状態を認識して受け入れる過程) されるよう促して今後の生活に向けて支援していくことを目指しています

急性期病棟での様子

チームアプローチについて

患者様、ご家族様の要望をできる限り達成することを目標に、医師・看護師・メディカルスタッフとカンファランスを行い現状報告、問題点の抽出、対策を検討するなど、チームアプローチにて支援しています。


リハビリテーション室の環境について

リハビリテーション室は4階と5階にあります。病態が安定している患者様はリハビリテーション室にてトレーニングを実施します。また、言語療法室は4階にあり、発語練習を主とし、検査等も行っています。  4階・5階リハビリ室、言語療法室は病棟の中心にあり、主治医、看護師がリハビリテーション室での練習場面を見学しやすい環境にあります。

4階リハビリテーション室

5階リハビリテーション室

言語療法室

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2_ リハビリテーション科の実績と業績について


2022年度業績について


 〇 介入件数

         
H000 心大血管疾患リハビリテーション料 405件
H001 脳血管疾患等リハビリテーション料 296件
H001-2 廃用症候群リハビリテーション料 236件
H002 運動器リハビリテーション料 291件
H003 呼吸器リハビリテーション料 415件
H007-2 がん患者リハビリテーション料 128件
-   合    計 1771件


                     

 〇 資格取得

資 格 名 称 取得人数
保健医療修士 1名
医学研究科修士 1名
認定作業療法士 1名
認定理学療法士(循環器) 1名
登録理学療法士 6名
臨床実習指導者講習修了 11名
心臓リハビリテーション指導士 4名
呼吸療法認定士 7名
がんのリハビリテーション研修会修了 10名
NST専門療法士 3名
NSTサルコペニア・フレイル指導士 1名
腎臓リハビリテーション指導士 2名
腎臓リハビリテーションガイドライン講習会修了 4名
脳卒中相談支援講習会修了 2名
緩和ケア研修会修了 5名
終末期ケア上級専門士 1名
福岡県糖尿病療養指導士 1名
第一種衛生管理者 1名
福祉住宅環境コーディネータ- 2級 9名
口腔ケアアンバサダー 2名
准看護師 1名
公認心理師 1名
ケアマネージャー 3名
停止車両評価インストラクター 4名
ICLSコース修了 2名
サイコオンコロジースタンダードコース修了 1名


〇 学会発表、論文投稿

題   名 発表学会・論文掲載
八女市の運転・移送支援プロジェクトの立ち上げと取り組み 2024 第28回 福岡県作業療法学会
当院でのウォーキングカンファレンス導入と「しているADL」改善の検証 2024 第62回 全国自治体病院学会
がんの終末期にあるクライエントが自分らしく生き抜くことを実現した作業療法-ケアの意味を見つめる事例研究による分析- 2024 第58回 日本作業療法学会
Effectiveness of Occupational Therapy for Hospice Clients : Weaving Hope through Storytelling 2024 第8回 アジア太平洋作業療法学会
リハビリテーション科
中堅スタッフへの教育
2023 第27回 福岡県作業療法学会
当院中堅理学療法士の院内外での活動と
社会人基礎力との関係
2023 日本理学療法管理学会
日本精神・心理領域理学療法研究
合同学術大会2023年
終末期作業療法の構造と意義
~作業に関する語りを通して~
2023 第57回 日本作業療法学会
終末期がん患者の作業療法実践
~対話を大切にしたことで自己効力感が高まり役割を再獲得した事例~
2023 第36回 日本サイコオンコロジー学会
「終末期がん患者に対し、チームで寄り添った支援
~SROT-TCによる振り返りにより、チームアプローチにつながった一症例~」
2022 第56回 日本作業療法学会
「Effects of In-Hospital Exercise on Frailty in Patients with Hepatocellular Carcinoma」 2021 cansers
「Effects of In-Hospital Physical Therapy on Activities of Daily Living in Patients with Hepatocellular Carcinoma」 2020 Ijerph
「急性期病院での院外リハビリテーションへの取り組み
~院外心停止患者に対する緊急時対応への多職種検討~」
2020 第54回 日本作業療法学会
「慢性心不全急性増悪を繰り返す症例理学療法士と薬剤師が関わるタイミング」 2019 第5回 日本心臓リハビリテーション学会
「Effect of the exercise therapy on patients with cirrhosis with the hepatocellular carcinoma
~ Approach of the liver rehabilitation ~」
2019 JDDW(日本消化器病関連学会)
「血液透析中監視下集団運動療法による運動への参加および継続性への効果」 2019 第25回 日本心臓リハビリテーション学会学術集会
「血液透析中の透析患者に対する監視下集団運動療法が身体機能と運動の継続性に及ぼす効果」 2019 第9回 日本腎臓リハビリテーション学会学術集会
「急性期病院における認知症患者に対する多職種多因子介入の一考察」 2018 日本老年看護学会P128,2018.
「急性期病院における多職種連携」 2018 九州理学療法士・作業療法士合同学会2018in沖縄
「サルコペニアを罹患した肝癌を有する高齢肝硬変患者への運動療法の効果」 2018 九州理学療法士・作業療法士合同学会2018in沖縄




肝臓リハビリテーションの実績

実 績 日 実 績 内 容 ダウンロード
2011年5月  ・当院にて「チームかんぞう」結成
 ・同年6月からかんぞう教室開始

 (2012年より理学療法士としてチームかんぞうに参加)
-
2012~17年  ・かんぞう教室で継続的な運動指導(肝硬変・脂肪肝の運動療法)
 ・肝臓多職種交流会への参加・発表
 ・市民公開講座で講演
 ・病院新時代の取材を受ける
(※添付ファイル)
 ・雑誌「健康」に肝疾患患者の運動について掲載
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2019年11月  ・第27回日本消化器関連学会週間 JDDW2019のワークショップ21
 「消化器がん患者におけるサルコペニア対策について」で研究結果報告

 (演題:肝癌を有する肝硬変患者に対する運動療法の効果
 ~肝臓リハビリテーションの取り組み)
        
ダウンロード
2020年12月  ・国際誌IJERPH(International Journal of Environmental Research and
 Public Health)に論文掲載(当院の肝臓リハビリテーション研究)
 (タイトル:Effects of In-Hospital Physical Therapy on Activities of Daily
 Living in Patients with Hepatocellular Carcinoma)
 *IF: 2.849 、PMID:33291223 
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2021年1月  ・国際誌Cancersに論文掲載(久留米大学病院との多施設共同研究)
 (タイトル:Effects of In-Hospital Exercise on Frailty in Patients with
 Hepatocellular Carcinoma) *IF: 6.126、PMID:33430438 
ダウンロード
同上論文について  ※日本肝臓学会 肝臓リハビリテーション指針
 (肝臓リハをどのように行うべきか?~疾患に応じた介入~肝癌)
 で引用文献として使用されています。
 ※引用文献(日本肝臓学会HP内)⇐のリンクはこちらから
-
2023年10月  ・東京都内の健診センター(イーク紀尾井町)の配布用パンフレットに
 当院の「脂肪肝の運動療法」が掲載
ダウンロード



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3_ 院内・院外での取り組み

※随時更新しています※


院内での取り組み

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 〇 院内のTQM活動で最優秀賞を受賞しました

 〇 スタッフの病棟配置制を採用しています

 〇 院外リハビリテーションを実施しています


院外での取り組み

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 〇 「からだすこやか学習会」で講師を務めました(2023年7月)

 〇 みどりの杜病院と連携しています

 〇 「からだすこやか学習会」で講師を務めました(2022年8月)


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4_ リハビリテーション科のチーム活動


チーム名 活動目的 活動内容
呼吸器チーム 呼吸器疾患に対するリハビリテーションの質の向上を図り、患者様への早期リハビリテーション介入、早期退院を目指します。 経験年数の少ないセラピストに対して知識と技術の向上のためリハビリテーション科内研修会を開催します。
(研修会内容)
 ◇ 当院に入院される主要な呼吸器疾患について
 ◇ 3学会合同呼吸療法認定士による実技
 ◇ 他職種による呼吸器疾患関連の機器等について など
腎臓チーム 入院中や外来の透析患者様、慢性腎臓病の患者様の体力の維持、向上に努めます。 透析患者様の能力に応じた運動強度を選定し、運動を実施をしていただきます。
定期的に運動強度の確認を実施しています。
対象者への筋力やバランスの検査を行い身体の状況を把握していただくために定期的に評価しています。
糖尿病チーム
(DMチーム)
外来または入院中の糖尿病患者様に対して、糖尿病の運動療法について情報を発信し、適切な運動について学んでいただきます。
リハビリテーション科内の糖尿病についての知識力向上をはかります。
外来または入院中の糖尿病患者様に対して、運動療法についての指導や教室の開催をしています。
運動についての配布資料や動画を作成し、指導内容を充実に向けて取り組んでいます。
リハビリテーション科内での勉強会を開催しています。
緩和チーム 当科スタッフが緩和ケアについての知識・技術を向上させることで、患者様とその御家族のQOL向上に寄与できる事を目的としています。 当科内に向けた緩和ケアについての研修会を年度内に複数回実施しています。
(研修会内容)
◇ 緩和ケアの総論
◇ コミュニケーション技術について など
栄養サポートチーム
(NST)
栄養サポートチームとリハビリテーション科との「かけはし」になることができるように支援を行います。 NST回診に参加し、リハビリテーションの現状を伝え、栄養状況に応じたリハビリテーションが提供できるように支援しています。
リハビリテーションスタッフがNST活動に興味をもつことができるように勉強会の計画・開催をおこないます。
高齢者サポートチーム
(OST)
他職種との連携を強化し、病棟におけるせん妄症状のある患者様や認知症(高齢者)患者様に関して個別性を持ったリハビリテーションやケアの提供を行い、入院生活や退院後の生活を豊かにしていくことを目的として活動をしています。 「患者様に起こっている問題」に視点を置くのではなく、「その人ができていること」や「本人の思い」などをリハビリとしての視点踏まえて関わり方や・対応などの方法を他職種と検討しています。
リハビリテーション科や委員会での研修会の開催もしています。
(研修会内容)
◇ 夕暮れ症候群・せん妄について など
褥瘡チーム 褥瘡についての知識・技術を向上する事で、回診時にポジショニングの提案や褥瘡ハイリスクの患者様のADL状況を他職種と共有し褥瘡発生予防に努める事で、患者様のQOL向上を目的としています。 褥瘡に対する知識向上、ポジショニングの技術向上のため勉強会を年に一度実施してます。
褥瘡対策委員会時に、年に一度他職種に向けた勉強会を実施してます。
(研修会内容)
◇ 移乗動作のスキンテア予防
◇ ポジショニングについて など
自動車運転チーム 病気になってからも住み慣れた地域で生活を継続していただくため自動車運転・移動手段に着目し、八女市役所や公安指定瀬高自動車学校とプロジェクトチームを立ち上げました。
その人に必要な支援を多施設で連携しシームレスに行います。
また、八女警察署と啓発活動を行い、地域の交通安全強化に努めています。
神経心理学的検査や動かない自動車での停止車両評価を行います。
瀬高自動車学校の講師による校内及び公道での実車評価を行い、運転の実技に対しての安全性を確認します。
運転を一時的に中止される方や、免許証返納を考えている方に対し、八女市役所と連携し、必要な支援が受けられるようにしていきます。
八女警察署交通課に同行し、高齢者の方に予防的観点から講習会を開催しています。
転倒転落チーム 転倒転落をすることで機能予後や生命予後に影響したり、入院の長期化、医療費負担の増大など防ぐために患者様やご家族様が安心できる入院生活を提供できるよう多職種と連携しながら転倒転落を予防することを目的としています。 リハビリスタッフと病棟看護師で連携し、患者様一人ひとりの転倒転落の危険性を把握し、転倒転落予防に向け、対策を行っております。
外部チーム 回復期病院や関連の介護保険施設との連携の強化を図ります。
リハビリテーション専門職として地域住民や患者様へ情報発信します
回復期病院へ転院される患者様を事前にオンラインを使用し情報提供をおこない、目に見える形で連携をおこなっています。
また、転院後の患者様の変化もオンラインを使用しフィードバックしてもらい当院での今後のリハビリテーションに役立てています。
リハビリテーション分野の情報を地域住民へ情報発信をおこなっていきます。
看護学校チーム 看護専門学生に授業を行い、リハビリテーションを理解してもらいます。
院外での活動を行い、地域貢献を通して個人として成長します。
講義だけではなく実技も取り入れることで「より分かりやすい授業」を目標に年4回の授業をしています。
講義終了時には看護学生や看護学校教員へアンケートを行い、次年度への授業内容改善をおこないます。
広報チーム リハビリテーション科の魅力や活動内容を地域、医療従事者、就職希望者、学生へ情報発信をしていきます。 リハビリテーション科の院内と院外活動をホームページへの掲載と更新をしています。
地域への情報発信として病院広報誌(かけはし)を使用しリハビリテーション科が得意とする運動などの情報掲載をおこないます。


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5_ 当院のリハビリテーション科への入職を考えている方へ
<教育制度について>


リハビリテーション科の教育体制

当院リハビリテーション科では独自の教育ガイドラインに沿って教育プログラムを遂行します。


教育目的・目標

教育目的

1. 療法士として必要な知識・技術・態度を備え、安全で質の高い治療提供ができる療法士を育成する。

2. 患者の人権と意志を尊重できる豊かな人間性と高い倫理観を持つ療法士を育成する。

3. 専門職業人として自己研鑽に励み、主体的に学ぶことができる療法士を育成する。


教育目標

1. リハビリ科教育プログラムに基づき、段階的に療法士の専門的知識・技術・態度を習得し、臨床実践能力を向上できる。

2. 倫理的視点を持ち、臨床実践ができる

3. 臨床実践に必要なマネジメントについて理解ができ、問題解決能力・判断力を身につけることができる。

4. 主体的に学ぶ自己教育力及び他者を育てる教育力を身につける。

5. 日々の臨床実践の中から課題を見出し研究につなげることができる。



当院の教育制度

教育ガイドラインには新人教育・中級教育のプログラムがあり、入職後より新人教育が開始となります。


新人教育

新人教育では当院で仕事を行う上で必要な知識・技術・態度を中心に評価・指導を行います。



中堅教育

新人教育後は中堅教育に移行し、知識、技術、態度の向上だけでは無く病院内・外での活動を評価・促進します。


また、中堅教育ではジェネラリスト・スペシャリストの育成を行っています。

ジェネラリストとは 様々な疾患・病期を経験することで、患者の障がい像全体を把握でき、幅広く対応できる療法士
スペシャリストとは 自身の専門領域を選択し、特定の分野において高度な知識・技術を有する療法士

中堅上級教育



実習生指導



教育を通じての人材育成

新人教育終了後より、優先的にジェネラリスト育成が開始となり、同時にスペシャリストの育成を目指します。

各教育段階のリーダーを中心に教育制度を実施していきます。
各段階の教育を通し、患者・家族、地域から選ばれる人材育成をおこないます。



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6_ 入職を考えている方へ
リハビリテーション科スタッフへインタビューしました!

インタビュー①新人職員(理学療法士・作業療法士)

インタビュー①中途採用職員(理学療法士・言語聴覚士)

インタビュー②子育て世代の言語聴覚士

インタビュー③大学院との両立を頑張っていた理学療法士



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6_ 臨床実習生の方へ

当院では後進育成として臨床実習指導を行っております。

当院が行うリハビリテーション

〇 発症・受傷して間もない急性期病棟でのリハビリテーション
〇 緩和ケアセンターでのリハビリテーション


上記のように幅広く病期や疾患を学ぶことができます。

臨床実習では各養成校の方針や日本理学療法士協会や日本作業療法士協会が示している臨床実習教育の手引きに準じて実習指導を行っております。
また、当院では、各養成校と連携し、臨床実習期間中臨床実習生に対して、メンタルヘルスケアを臨床実習施設として多角的にサポートが行えるよう取り組んでいます。


実習指導者講習会修了者数 理学療法士   8名
作業療法士   3名
2023年度 臨床実習生数 実績 理学療法    1名
作業療法    3名

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