Clinical Engineering臨床工学科
医療機器管理部門紹介
院内で使用する人工呼吸器や輸液ポンプ、シリンジポンプ等の医療機器約15種類、約500台の点検・修理や、病棟での機器トラブル対応を行っており、医療機器が安全に使用出来るよう日々業務に取り組んでいます。
また、臨床業務として肝臓に対するラジオ波焼灼術(RFA)やお腹に溜まった腹水を処理する腹水濃縮濾過再静注法(CART)等も行っています。
ME室に日勤帯1名、臨床工学技士が勤務しています。
医療機器管理部門での臨床工学技士の主な業務
(1)ME機器管理
ラウンド業務
午前と午後の二回各病棟をまわり、AEDや酸素ボンベ、人工呼吸器の使用中点検・待機状況、警報機の点検を行っています。また、毎週金曜日に除細動器、AED、分娩台、保育器の動作点検も行なっています。
医療機器保守管理業務
病棟から返却された医療機器を清掃、点検し清潔で安全に使用できるように努めています。医療機器管理ソフトを採用し機器の使用状況を一元管理することで機器の状況などを常に把握できるようにしています。また、日常点検よりも詳細な点検を行う定期点検も年間スケジュールに従って行っており、より機器が安全に使用できるように努めています。
(2)臨床業務
RFA
Radiofrequency ablation therapy(RFA: ラジオ波焼灼療法)とは、肝臓がんに対する治療のひとつです。機能が低下した肝組織をラジオ波で焼灼することで低侵襲的に癌の部分だけを治療できます。臨床工学技士は先生の指示のもとRFAの器械を操作し治療中の出力調整などを行っています。治療後は、術中記録の管理も行っています。
CART
CART(Cell-free and Concentrated Ascites Reinfusion Therapy)とは、:腹水濾過濃縮再静注法の略で、肝硬変やがんなどによって貯まった腹水(又は胸水)を濾過濃縮して、アルブミンなどの有用なタンパク成分を回収する治療法です。臨床工学技士は、病棟からもってこられた腹水(又は胸水)をCARTで適切なタンパク成分の値になるように調整しています。
(3)ME機器学習会の実施
医師や看護師が医療機器を適切に使用できるように臨床工学技士が研修を行っています。新人看護師向けの輸液ポンプ・シリンジポンプの使用方法についての研修会や、新規導入された機器などの取り扱いの研修を行っています。